【フェルメール】窓辺で手紙を読む女

フェルメール_窓辺で手紙を読む女

【フェルメール 窓辺で手紙を読む女】

1657 ドレスデン国立美術館

「フッ」と時が止まる感覚。

気がつくと息を止めて見入ってしまう感覚。

それがフェルメールの作品を観る時に、よく陥る感覚です。

 

手紙の内容も、誰から送られてきたのかも、何もわからないのだけど、
感情は何となくわかる、この不思議。
だからと言って、その感情を言葉で上手く説明することはできないのだけど。

 

手紙とメール。
一言一句違わず書いたとしても、伝わり方が全然違うのはどうしてだろう。

 

いつから私達は手紙を書かなくなったんだろう。
メールやLINEのように、気軽に送れる手段の方を好むようになったのだろう。

 

この絵をみていると、無性に手紙が書きたくなります。
無性に手紙を受け取りたくなります。

 

自分が書いた文字を、相手がこんな風に読んでくれたら。。
相手の人生の数分を手紙に割いてもらえたら。。
人生が彩られる気がします。ドラマチックに感じられます。

 

この絵の女性のように、手紙ってなぜか一人でじっくり読みたくなりますよね。
メールは道ばたでも、人前でもすぐに読んでしまうけど。
手紙はコソコソと、心を落ち着かせて、ちょっとドキドキしながら読んでしまいます。

 

ドレスデン国立美術館に足を運んで、生で観てみたいです。
絵画は、所蔵されている美術館で観るのが好きです。
(とはいえ、日本に来ている時も観に行きますけどね。)

 

一目惚れした絵に、自分の意志をもって、自分の足で会いに行くのが好きみたいです。
本来あるべき場所へ。

 

好きな作品がドイツにあることが多いので、ドイツには必ず行きたいです。
建築で一番大好きな、ケルン大聖堂も観たいし。

 

美術って、この技法が!とか
この時代背景が!とか
ストーリーを知る事でますます楽しくなるのは間違いないのだけど、
単純に感覚で「好き」と出会えれば、実はそれで充分なんです。

 

「好き」と出会えたら、「好き」を広げていきます。
例えば今回の『窓辺で手紙を読む女』から入ったとしたら、
フェルメールは他にどんな作品を描いたんだろう。。
同じ時代に生きていた画家はどんな作品を描いていたんだろう。。
というように。
興味の幅を少しずつ広げていく。

 

その繰り返しで感性は研ぎすまされていきます。
自分の「好き」の源泉もわかってきます。

 

やっぱりフェルメールが好きです。
ずっと眺めていられて、
この絵の世界に入り込みたいと、思わずにいられない魅力があります。

 

さて、大切な人に手紙を書いてみようかな。

伝えたい気持ちは、たくさんあるから。

 

フェルメール_窓辺で手紙を読む女